summer's summer2011

夏の終わりとともに
やっぱり彼女は


飛んでいっちゃった。


まだ心の整理ができません。


人はもちろんあたしのテキトーさやなんやらで
遊びだ、恋愛ごっこだって思っていたに違いないけど
それはあたしも同じことだったんです。

素直な気持ちを持てなかったのはあたし。
あの子があたしのこと好きになるはずなんてない。
とか
あの子を彼女にしたところで
あたしは幸せにできますか??

逃げてばかり。


あたしは年の離れたその子を
ちゃんと好きになりたかったんです。
冗談なんかじゃなく
こんなあたしだけど
少しだけ信じてみてって言えればよかったんです。



でもあたしは言えなかったんです。
本気の恋愛にまったく自信がなかったからかな。
その時会った人を
その場だけ幸せにする、楽しくするということには
人一倍自信があるんです。


いつもそう。


イベントとかオフ会とかで知り合って
その場だけ調子いいコト言って
こっそりちょっかいだしたりして
今度デートしようねってメール交換して。

何回かメールしていくうち
急に逃げたくなってしまいます。
恋愛になったらどうしよう。
あたし、その子のコト好きになってしまったらどうしようって。


それこそクールにいられたら
何も問題ないんだけど
根っから女の子には惚れっぽいというか
すぐかわいいいいってワクワクしだすから。


で、その子。
きっと彼女もこんなあたしですら
すこしぐらい気にいってくれていた時期があったんです。

あたしはうれしかった。
本当にうれしくて、うれしかったんです。




ばかなあたし。
いい歳こいたおばさんsummer
もう誰かによって心なんて動かされたくないなんて嘘。
いなくなって知る、ばかなあたしです。





続きます
ゆっくり続けます

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