デート風味なお花見 [女の子系]
(前回のつづき)
紙子とお花見!
いそいで電車に乗り会いに行きまっせ。
ヨヨギコーエンでお花見というコースになりました。
ぽかぽかした春の空気。
あったかくなってくると俄然アガります。
すっごいいい気分になります。
紙子と紙子の子供、あたし。
あたしはもちろんお酒を飲みはじめ
へらーーーっといい気分~。
紙子は本来あたし以上にお酒が大好きな人だったんですが
子供をもってしばらく休憩中。
いろいろな会話をします。
「もうそろそろ私も飲みはじめるから、さまーちゃん一緒に飲もうねえ」
「あんたんち泊まりに行くからとことん飲もうよ」
「あー楽しみだなあ~、私、あんたになんかまけないかんねー」
あたしは紙子のそんな言葉にめちゃくちゃゾワゾワします。
ぜーーったいにあの頃には戻れないのに
あたしはまだその記憶を忘れないでいます。
紙子はまったくさっぱり何事もなかったように思っているから
シラーっとそういうことが言えるんでしょう。
あたしだって、今更なんとも思ってはいないけど。
だいたいお菓子とかなんか絶対食べなかったのに
今じゃお菓子ばっかり食べてる紙子は
まったくあの頃の紙子じゃないです。
人間もまーーるくなって、あの頃のように人間離れした雰囲気なんて全然ないし。
でもお菓子好きでもペラペラな体とか
ママ同志の付き合いがどうしても苦手だーっていうところとかは
やっぱり少し昔のまま。
話をすればするほど
紙子はあたしに大事な「お友達」としての思いをぶつけてきます。
だったら同じく大事な「お友達」としてのきもちを返すしかありません。
いつもバイバイするときに
「紙子~、またデートしようね~♪」ってあたしは言います。
すると紙子は
「うん、デートしようね~♪」って返してくれます。
デート風味なおでかけ。
カニ風味なかまぼこみたいな。
かまぼこであって、カニではない。
おでかけであって、デートではない。
そんな関係でもあたしはうれしいのです。
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2011-04-18 23:39
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